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ごあいさつ

  • 温泉・旅のガイドブック「外戸本(がいどぼん)」の編集長をしていた経験を活かし、九州・山口県の温泉を楽しむWebマガジン「温泉Stay」を立ち上げ、温泉宿とともに紹介しています。

仕事紹介

  • ・旅館のネット集客の作業代行
    ・ホームページや印刷物、TVCM制作等
    ・取材・撮影・ライティング
    ・九州温泉ウェブマガジン「温泉STAY」編集長
    ・飲食店「cafe de BoCCo」「つやざき漁港食堂 空と海」を経営

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2015年5月

2015年5月28日 (木)

客室にトロトロの温泉が一晩中注がれるという至福。

Photo 動物名を冠した温泉地には名湯が多い。

自噴している温泉へ動物が傷を癒しに来ていたのが、命名の由来となっているからだ。

ここ、山鹿もしかり、その昔、鹿が湯浴みをしていたという伝説がある。

 さて、そんな名湯に8年ほど前、満を辞して旅館を立て替えて登場したのが

「山鹿温泉 清流荘」だ。

 清流荘には、「鹿門亭」と「水鏡庵」という2つの棟がある。

今宵は全室露天風呂付き客室という「水鏡庵」にお世話になる。

Img_5914 部屋に案内されるとすでに、ベランダの露天風呂にはなみなみと湯が貯められ、注がれ続けている。すぐさま、「源泉かけ流しでしたよね?」とうら若き中居さんに確認を取る。

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抹茶とお茶菓子で、カロリーとビタミン・水分を補給したところで、1回目の入浴。

腰を下ろすと、ザブ~ンと温泉が湯船から溢れ出す。

贅沢だなぁ~、気持ちいいなぁ~、最高だなぁ~。

平日の午後4時半、一般的にはまだ就労時間である。

いや、私にはこれも立派な?労働なのだ、と罪悪感を打ち消すように呟く。

3分ほど経つと、最近、僕を悩ませる腰痛もじわじわと消滅。代わりに、ぽかぽかとしたほのぼの感が湧いてきた。

山鹿特有のトロットロの美肌の湯に身を委ねる。

なんの気兼ねもいらない僕だけの温泉。

冷たい外気を頬に感じながら、指先がふやけるほどじっくりと漬かった。

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創業100年を超える老舗料亭の会食場へ颯爽と向かう。

客室ごとの個室になっているその卓上には、鮮やかな器に整然と前菜が並ぶ。

最近では、この段階で期待度指数の針が反応する。

今夜は期待大!齢50も超えると味やボリュームだけではなく、器使いや盛りつけなど、ちょっとしたところに心が触れる。

山鹿らしい食材、そして、奇をてらわない王道の和会席、さすがに100年超の歴史は伊達じゃない。一品一品に、凛とした風格が感じられた。

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 客室に戻るとガラス窓の外には、僕の帰りを待っていたかのように露天風呂へ温泉が注がれ続けている。

休憩後、2度目の入浴。今度は缶ビールとの混浴を楽しもう。

これも仕事なのだ、と言い聞かせた。

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【山鹿温泉 清流荘 鹿門亭・水鏡庵】熊本県山鹿市 山鹿1768

電話0968(43)2101  http://www.rokumon.com/

2015年5月26日 (火)

洞窟に漬かる、渓流に漬かる、これぞ露天風呂の醍醐味。

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大分県壁湯温泉「旅館福元屋」。

開湯は、今を遡ること約300年。

傷を癒しに来た鹿を地元の猟師が見つけ、

岩の奥から湧き出る温泉を発見したのだと言う。

険しい岩肌に道を通し、川を仕切って湯船を造成。

自然の岩肌をそのままに利用した形状から“壁湯”と呼ばれる。

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 久しぶりに浸かってみると、ぬるく柔らかい湯。

気持ちいい。

体中から緊張という強張った固まりが、お湯に溶け出していくような感覚に陥る。

何も考えず、ため息を何度もつきながら、じっくりと浸かる。

湯船の底には自然石がゴロゴロしているが、

その間から温泉が湧き出してくるのが感じられる。

その量たるや、毎分1300リットル。

ドラム缶6本半がたったの1分で湧き出し続けているのだ、300年も。

そして何よりも、このシチュエーションが良い。

岩肌をくり抜いた、まるで洞窟のような湯船。

湯船のすぐ横を流れる清流。

そんな中で湧き出したばかりの、このうえなく新鮮な温泉に浸かる。

しかも、この温泉は混浴である。

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 何が「しかも」なのかはご想像にお任せするが、

温泉の醍醐味が集約された湯であることは疑いない。

これぞ九州を代表する名湯である。

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【壁湯天然洞窟温泉 旅館 福元屋】

大分県玖珠郡九重町大字町田62の1 

電話0973(78)8754  http://www.kabeyu.jp/

2015年5月16日 (土)

秀逸な建築物に勝るとも劣らない会席

現代の名工と言われる7人の棟梁が腕を競い合うように建築した大分県長湯温泉の「翡翠之庄」。特に茅葺き屋根を冠した母屋は、圧巻の造りだ。
広大な敷地に点在する離れや温泉施設は回廊で結ばれ、ちょっとした探険気分を味わえる。

長湯温泉は、炭酸成分の含有量が高い温泉として知られ、その源泉温度や含有量、湧出量を総合的に判断して、日本一では⁈と言われている程だ。

しかし、こちらは料理が主役だと僕は思っている。地元食材のエノハ(ヤマメ)や、自家菜園の採れたて野菜や自家製ハムなどを使った会席料理は絶品ばかりなのだ。というのもこちらのオーナー・首藤文彦氏は、ベニンシュラホテルのシェフを務めていた経歴を持つ。美味いはずだ。

水も辛いもかみ分けた大人にオススメしたい、日本代表の宿である。


「長湯温泉 翡翠之庄」
大分県竹田市長湯温泉
tel.0974.75.2300