フォトアルバム

ごあいさつ

  • 温泉・旅のガイドブック「外戸本(がいどぼん)」の編集長をしていた経験を活かし、九州・山口県の温泉を楽しむWebマガジン「温泉Stay」を立ち上げ、温泉宿とともに紹介しています。

仕事紹介

  • ・旅館のネット集客の作業代行
    ・ホームページや印刷物、TVCM制作等
    ・取材・撮影・ライティング
    ・九州温泉ウェブマガジン「温泉STAY」編集長
    ・飲食店「cafe de BoCCo」「つやざき漁港食堂 空と海」を経営

2015年10月 1日 (木)

福岡屈指の名旅館の座を射止めた原鶴温泉の宿とは・・。

Photo

季節や平日も関係なく握わいを見せる原鶴温泉の「六峰舘」はリニューアルを機に一気に人気旅館へと上り詰めた。

その人気の一翼を担う屋上の展望庭園露天風呂は素晴らしい、の一語に尽きる。屋上と思えぬ日本庭園には和風情緒がむんむんと漂う。

しかも、遠く耳納連山や筑後川を望む景色も爽快だ。何度も漬かった温泉だが、脱衣場では心がはやる。良泉へ漬かる喜びを身体が覚えているのだろう。ごちそうを前にしてよだれを垂らす、まさしく、パブロフの犬状態である。

4ropoukan鳥肌のたった身体にかけ湯をジャブジャブ。身体の準備が整ったところで、おもむろに左足から漬かり、ゆっくりと身体を沈める。一呼吸置いて、首まで漬かる。

絶妙な湯加減の温泉が染み渡る。湯中にはちらほらと白い湯の花が舞っている。

ほのかに香るのは温泉気分を盛り上げてくれる硫黄臭。硫黄泉にも硫化水素型と硫黄型があり、ここ原鶴の場合はアルカリ性が多いといわれる硫黄型。アルカリ性と硫黄成分によるWの美肌効果が得られる泉質なのだ。

Photo_2

 ハッキリと申し上げるが、決して美人湯を求めているわけではない。いい!と思った温泉に偶然、美肌の効果があるのだ。と、訳もない言い訳をつぶやきつつ通う、今日この頃。

Ropoukan2

【ほどあいの宿 六峰舘】

福岡県朝倉市杷木久喜宮1840 

電話0946(62)1047

http://www.roppo.jp/

2015年9月17日 (木)

「クッキングパパ」にも紹介された湯布院の料理宿。

Img_1173

 温泉雑誌の編集長時代、1ヶ月に3000通読者の投稿ハガキ目を通していた。

「湯布院のやまだ屋さんの料理は絶品ですよ~」という内容を何度目にしたことか。

最近では、料理漫画のベストセラー「クッキングパパ」にも登場した「やまだ屋」を紹介しよう。

 こちらの食材は、地元愛に満ち満ちたオーナー兼料理長が、

湯布院を中心に大分県産にこだわって揃えている。

Img_1160_2

野菜は近くの契約農家の朝摘み、魚は豊後水道であがった鮮度抜群のものばかり。

自身で吟味したそれら地産品が、有田焼の器に彩られて供される。

 今回のお目当てである地鶏鍋も、使われる地鶏は湯布院の生産者がその日の朝に〆たもの。生産者が直々に、しかも丸ごと届けてくれる。

見るからに新鮮な艶のある鶏肉を鍋に放り込み、待つこと約15分。

Img_1193

グツグツと鍋が騒ぎ出すのと同時に、まずはスープを。くぅ~っ、これこれ、期待通りの味だ。鶏ガラやミリン、そしてシイタケや厚揚げなどから染み出たエキスが交じり合い、絶妙な味わいに仕上がっている。歯ごたえのあるモモ肉や濃厚な風味のキモ、プリプリした胸肉など、一羽丸ごと仕入れるためいろんな部位が楽しめるのも嬉しい。

こちらの料理は、会席料理の繊細さや鮮やかさだけでなく、しっかり食べさせてくれるボリュームも魅力。

Img_1210

お泊まりの際のお昼は軽めに。ここの料理を残すのは…痛恨の極み!ですぞ。

【旅想 ゆふいん やまだ屋】

大分県由布市湯布院町川上2855の1 

電話番号0977(85)3185

http://www.yufuin-yamadaya.com/

地鶏鍋プラン 1泊2食2名1室のお一人様は19950円~

2015年9月 2日 (水)

九州が誇る絶景を温泉につかりながら堪能する。

3

九州が世界に誇る大自然の久住高原真っ只中に佇む。

オートキャンプ場も併設する温泉施設は、360度、草原や山々に囲まれている。

冬までの夜空には、目を疑うような天の川が天空を彩り、

ロマンティックな気分に浸れること請け合いだ。

日帰りでも楽しめるプランは

国産黒毛和牛のロースとカルビ・鶏肉・ソーセージに野菜・キムチにご飯がついて、

3000円(税別)也。ボリュームも申し分なし。

Img_6706

おすすめの宿泊プランは「お食事ワンランクグレードアップ!!

黒毛和牛溶岩焼付き会席プラン」(平日11,000円・休前日14000円の税別)。

1

この値頃感も魅力の一つなのは、言わずもがな。

Img_6678

【久住高原コテージ】

大分県竹田市久住町大字白丹7571の23    

電話0974(64)3111

http://www.kujukogen.com/

2015年8月12日 (水)

カニ食べ行こう~~♫ to 豊洋荘。

Photo

西日本スポーツ新聞「花田伸二いい湯だな!」本日発売

夏休みは、イベント盛りだくさんだったので、久しぶりの掲載です。

「竹崎蟹が突然食べたくなった」という私的な欲求を満たすべく、

佐賀県太良町の「豊洋荘」を日帰りプランで取材してきました。

もちろん、プレゼントもありますよ!

4953

【太良竹崎温泉 豊洋荘】

佐賀県藤津郡太良町大浦丙1099の5    

電話0954(68)3545

http://www.nikani.com/

2015年8月 5日 (水)

日本人の琴線に触れる和食。

__01

炭酸の含有量や源泉温度、湧出量など総合的に判断して

「日本一の炭酸泉」

と言われている名湯・長湯にあって、

料理と接客で旅人を魅了する「丸長旅館」が今宵の宿だ。

チェックイン後、すぐさま、長湯独特のシュワシュワした炭酸泉が注がれる貸切風呂へ。

露天ではないし、景色も楽しめないが、肌にまとわりつく気泡に目を奪われる。肌触りは柔らかい。もちろん、源泉かけ流し。飲泉許可もおりている新鮮な温泉に身を任せる。

Img_4900

ぬるめの名泉を堪能後、いざ、食事処へ。今回は温泉ではなく、掘りごたつ式の専用個室が舞台となる。

_d_01

すでに準備されている前菜はどれも美しく美味しい、50男子のハートすらわし掴みにされる。

次に供されたのは「いちじくの白味噌仕立てのお吸い物」。

ほんわりとミョウガの香りを従え、優しい白味噌といちじくの甘味が絶妙に交わり、ため息が漏れてしまうほどにうまい。ついぞ、お椀を両手に抱え、大切に一滴残らず飲み干した。

タイミングを計るように出てきたのは、エノハ(ヤマメ)とタイのお造り。氷の上でキラキラとしている。新鮮なのは一目瞭然だ。竹田市内産の野菜の煮物もうっすらと生姜風味で上品な味わい。

さぁ、長湯名物の「エノハの唐揚げ」の番がやってきた。躍動感あふれる姿揚げは頭から、カリッと豪快にかぶりつく。背骨やしっぽも完食。

ふ~っ、美味しいなぁ、と一人つぶやきながらビールをゴクリ。

箸休めには豊後牛のローストビーフが登場するが、箸が休まらない・・。大葉のソースがいい働きをしているし、火の通り加減も抜群だ。

と感心しているところへ、「南瓜饅頭」なるものが。ペースト状のかぼちゃの中に鳥ミンチが隠れ、その周囲をきくらげが守っている。心がとろけそうになるのを踏みとどまった。

そこへ、焼きおにぎりのお茶漬け参上。

ペロリと平らげるもお腹いっぱいだ。自家製の粒あんとマロンアイスの最中のデザートは女子並みに別腹だった。

Photo 【朝食】

踏襲している名物的な料理と進化した逸品の連続は、料理でのもてなしの心を十分に実感できた。

まるで最高のお芝居を見た後のような満足感と、日本人としての喜びを噛み締めるに足る2時間だった。

Img_4915

 【長湯温泉 丸長旅館】

大分県竹田市直入町長湯温泉7995の2 

電話0974(75)2010

http://www.marucho-ryokan.com/

2015年7月30日 (木)

名湯・秘湯・一軒宿、九州屈指のにごり湯「赤川荘」。

Photo

 秘湯、名湯、一軒宿、源泉かけ流し、にごり湯…。温泉好きなら反応せずにはいられない、これらのワード。もちろん私も反応する。

一つでも嬉しいのに、これらすべてを満たしてくれるのが、久住高原の赤川温泉「赤川荘」。

 もともとは国営の硫黄精錬所の宿舎だったが、半世紀ほど前に全面リニューアルを施し、「赤川荘」として開業した。国立公園内のため開発もままならず、電力は自家発電という秘境っぷりだ。敷地内に3本もの泉源を持ち、その総湧出量はなんと1分間に400L。これは400人が同時に浸かれるほど大きな浴槽を、源泉かけ流しで造ることが可能な量。しかもこれが自噴しているという、恐るべき温泉力である。

Photo_2

 さて、蘊蓄はここまでにして、いざ入浴。浴場には、男女別に内風呂と露天風呂を完備。かけ流しの内風呂には、源泉そのままの冷泉の浴槽と、加温した温かい浴槽がある。これに交互に浸かる“温冷浴法”は血行を促進し、血液をサラサラにしてくれる。その後は、名瀑「雄飛の滝」を望む露天風呂へ。滔々と流れ落ちる滝の水は、きっと背後に控える硫黄山の伏流水なのだろう。伏流水が「雄飛の滝」を形成するまでに、一体どれだけの年月がかかるのか。その永い月日に思いを馳せながら入浴する、ぬる湯。残暑厳しき折、なんと心地よいことか。

Photo_3

マイナスイオンが充満した森の中、全国屈指の名湯に身を委ねる幸福。現世で極楽気分を謳歌する私は、果たして天国に行けるのか?

少々、不安を覚えるほどのひとときであった。

Photo_5

【赤川温泉 赤川荘】

大分県竹田市久住町久住4008-1 0974-76-0081

http://www.akagawaonsen.com/

■立ち寄り入浴料:500円

2015年7月 9日 (木)

超トロトロ、化粧水の湯とランチがセットのお得プラン

Img_6035

複数の知人から原鶴温泉の「延命館」の温泉が超おすすめ、

との情報を立て続けに入手することになった。

そこまで言うなら、と行ってきた。

「延命館」の敷居を跨ぐのはかれこれ15年ぶり。

Img_6052当時のままのロビーを通り、大広間へ案内される。

畳敷きの大広間にはカトラリーやワングラスがセッティングされたテーブルが並び、洋風なムードが漂う。メニューは1800円の「温泉ランチ」のみ。ただし、メインは5種類から選べ、その上温泉入浴もついているのだ。

Img_5992_2 この日は一番人気の「牛肉の赤ワイン煮」を注文。

サラダにスープ・バゲットにメイン・デザートにドリンク付き。これだけでも1800円の価値はあるのに温泉入浴のサービスも。早速、牛肉の赤ワイン煮を頬張る。肉の繊維の食感と蕩ける具合が絶妙。味付けもさほどワインの酸味がない日本人好み。その美味しさにフォークの進み具合が速く、優雅な筈のランチもあっという間に終了。

さて知人達、絶賛の温泉へ。

浴場内に咲き誇る花々を眺めながら、露天風呂へゆっくりと漬かる。

「・・・なに、この温泉!!!」まるで化粧水だ。トロットロの肌触り。

肌にまとわりつくとはまさにこのこと。副交感神経にスィッチが入り、とってもリラックスした気分になる。全身の毛穴からストレスという毒素が浴槽内に溶け出していくようだ。しかも、体はヌルヌル。全身を撫でまくる。小さな気泡が皮膚に取り付いている。炭酸成分も多い。これはほんとに極上の温泉だ。もちろん、源泉100%のかけ流し。

Img_6045近場にこんないい温泉があったとは、灯台下暗しであった。

Img_0081

【原鶴温泉 延命館】

福岡県朝倉市杷木志波15の2 

電話0946(62)1133

http://www.enmeikan.com/

2015年5月28日 (木)

客室にトロトロの温泉が一晩中注がれるという至福。

Photo 動物名を冠した温泉地には名湯が多い。

自噴している温泉へ動物が傷を癒しに来ていたのが、命名の由来となっているからだ。

ここ、山鹿もしかり、その昔、鹿が湯浴みをしていたという伝説がある。

 さて、そんな名湯に8年ほど前、満を辞して旅館を立て替えて登場したのが

「山鹿温泉 清流荘」だ。

 清流荘には、「鹿門亭」と「水鏡庵」という2つの棟がある。

今宵は全室露天風呂付き客室という「水鏡庵」にお世話になる。

Img_5914 部屋に案内されるとすでに、ベランダの露天風呂にはなみなみと湯が貯められ、注がれ続けている。すぐさま、「源泉かけ流しでしたよね?」とうら若き中居さんに確認を取る。

Img_5871

抹茶とお茶菓子で、カロリーとビタミン・水分を補給したところで、1回目の入浴。

腰を下ろすと、ザブ~ンと温泉が湯船から溢れ出す。

贅沢だなぁ~、気持ちいいなぁ~、最高だなぁ~。

平日の午後4時半、一般的にはまだ就労時間である。

いや、私にはこれも立派な?労働なのだ、と罪悪感を打ち消すように呟く。

3分ほど経つと、最近、僕を悩ませる腰痛もじわじわと消滅。代わりに、ぽかぽかとしたほのぼの感が湧いてきた。

山鹿特有のトロットロの美肌の湯に身を委ねる。

なんの気兼ねもいらない僕だけの温泉。

冷たい外気を頬に感じながら、指先がふやけるほどじっくりと漬かった。

Photo_2

創業100年を超える老舗料亭の会食場へ颯爽と向かう。

客室ごとの個室になっているその卓上には、鮮やかな器に整然と前菜が並ぶ。

最近では、この段階で期待度指数の針が反応する。

今夜は期待大!齢50も超えると味やボリュームだけではなく、器使いや盛りつけなど、ちょっとしたところに心が触れる。

山鹿らしい食材、そして、奇をてらわない王道の和会席、さすがに100年超の歴史は伊達じゃない。一品一品に、凛とした風格が感じられた。

Photo_3

 客室に戻るとガラス窓の外には、僕の帰りを待っていたかのように露天風呂へ温泉が注がれ続けている。

休憩後、2度目の入浴。今度は缶ビールとの混浴を楽しもう。

これも仕事なのだ、と言い聞かせた。

Photo_4 

【山鹿温泉 清流荘 鹿門亭・水鏡庵】熊本県山鹿市 山鹿1768

電話0968(43)2101  http://www.rokumon.com/

2015年5月26日 (火)

洞窟に漬かる、渓流に漬かる、これぞ露天風呂の醍醐味。

_

大分県壁湯温泉「旅館福元屋」。

開湯は、今を遡ること約300年。

傷を癒しに来た鹿を地元の猟師が見つけ、

岩の奥から湧き出る温泉を発見したのだと言う。

険しい岩肌に道を通し、川を仕切って湯船を造成。

自然の岩肌をそのままに利用した形状から“壁湯”と呼ばれる。

Photo_2

 久しぶりに浸かってみると、ぬるく柔らかい湯。

気持ちいい。

体中から緊張という強張った固まりが、お湯に溶け出していくような感覚に陥る。

何も考えず、ため息を何度もつきながら、じっくりと浸かる。

湯船の底には自然石がゴロゴロしているが、

その間から温泉が湧き出してくるのが感じられる。

その量たるや、毎分1300リットル。

ドラム缶6本半がたったの1分で湧き出し続けているのだ、300年も。

そして何よりも、このシチュエーションが良い。

岩肌をくり抜いた、まるで洞窟のような湯船。

湯船のすぐ横を流れる清流。

そんな中で湧き出したばかりの、このうえなく新鮮な温泉に浸かる。

しかも、この温泉は混浴である。

Photo

 何が「しかも」なのかはご想像にお任せするが、

温泉の醍醐味が集約された湯であることは疑いない。

これぞ九州を代表する名湯である。

Photo_3

【壁湯天然洞窟温泉 旅館 福元屋】

大分県玖珠郡九重町大字町田62の1 

電話0973(78)8754  http://www.kabeyu.jp/

2015年5月16日 (土)

秀逸な建築物に勝るとも劣らない会席

現代の名工と言われる7人の棟梁が腕を競い合うように建築した大分県長湯温泉の「翡翠之庄」。特に茅葺き屋根を冠した母屋は、圧巻の造りだ。
広大な敷地に点在する離れや温泉施設は回廊で結ばれ、ちょっとした探険気分を味わえる。

長湯温泉は、炭酸成分の含有量が高い温泉として知られ、その源泉温度や含有量、湧出量を総合的に判断して、日本一では⁈と言われている程だ。

しかし、こちらは料理が主役だと僕は思っている。地元食材のエノハ(ヤマメ)や、自家菜園の採れたて野菜や自家製ハムなどを使った会席料理は絶品ばかりなのだ。というのもこちらのオーナー・首藤文彦氏は、ベニンシュラホテルのシェフを務めていた経歴を持つ。美味いはずだ。

水も辛いもかみ分けた大人にオススメしたい、日本代表の宿である。


「長湯温泉 翡翠之庄」
大分県竹田市長湯温泉
tel.0974.75.2300