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ごあいさつ

  • 温泉・旅のガイドブック「外戸本(がいどぼん)」の編集長をしていた経験を活かし、九州・山口県の温泉を楽しむWebマガジン「温泉Stay」を立ち上げ、温泉宿とともに紹介しています。

仕事紹介

  • ・旅館のネット集客の作業代行
    ・ホームページや印刷物、TVCM制作等
    ・取材・撮影・ライティング
    ・九州温泉ウェブマガジン「温泉STAY」編集長
    ・飲食店「cafe de BoCCo」「つやざき漁港食堂 空と海」を経営

立ち寄り温泉(九州・山口) Feed

2016年4月11日 (月)

古い角質層は、さようなら。サラサラ美肌の湯、山鹿温泉。

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よく巷で使用される“美肌の湯”という言葉。これはどんな泉質でどんな効果があるのを指すのか、温泉ソムリエとして詳細にコメントしたいが長々となってしまいそうなので超簡略化することに。

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もっともポピュラーなのがアルカリ性の温泉。代表格は山鹿温泉や山鹿の平山温泉だろう。アルカリ成分は実は石鹸の役割と同じ効能を発揮し、肌の古い角質層を乳化させるためトロトロした柔らかな肌触りになる。そしfて、新陳代謝することにより、新しい角質層が形成されるため美しい肌になる、という訳だ。向かったのはその熊本県山鹿温泉に建つ「旅館 寿三」。

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菊水インターを降りて約15分、山鹿市内のほぼ中心部に建つ。チェックイン後、早速5階の最上階にある展望大浴場へ。山鹿温泉街を見渡すその浴槽内には、なみなみと温泉が注がれ続けている。貸し切り状態のその浴槽にゆっくりと漬かる。場所取りも自由自在。ど真ん中のたぬきの側に陣取る。ヌルヌルだ。それもその筈、pH9.5というアルカリ泉なのだ。源泉温度が少し低めのため、加温しているが湯量は豊富なので、かけ流しているそう。確かに湯船から溢れる量も多い。温泉好きなら贅沢な気分に浸れること間違いない。体中をさすって、古い角質層を落としながら、美肌への興味は薄いのだが、もしこの歳でもつやつやに少しでもなれるのなら・・という気持ちが心の奥底に潜んでいるのだろうか、指先がふやけるまで、堪能した。 

湯上りの肌のサラサラ感はハンパじゃない。汗かきの私としては爽やかさ、この上なし。さて、夕食だ。

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良質な美肌の湯に隠れているが、料理の評判がすこぶる高いのだ。天草の魚を使ったお造りは鮮度も量も◎。また、今日のコースは熊本名物の馬刺しもフィレ・タテガミ・サシ入りの三種盛り。フィレをタテガミに巻いて頬張る贅沢な食べ方で楽しむ。

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そして、ここのアラ炊きは、丁寧な下処理のおかげで鯛の旨味だけを味わえて絶品だ。これを目当てに訪れる常連さんもいるとか。また、大海老の塩焼きや黒毛和牛の陶板焼きに寄せ鍋など、どれもこれも主役級が続々と登場する。しかも、温泉水で炊く、山鹿のご飯は噛むほどに甘さを感じる。

サラサラの湯上りにこの料理が待ち受けている至福のとき、想像するのに難くない筈。

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【山鹿温泉 寿三】

熊本県山鹿市山鹿1645 

電話0968(44)6121

http://yamaga-sumi.com/

 

2016年4月 4日 (月)

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 久しぶりに関門海峡を渡った。

少し遠回りだが、こよなく海を愛する男としては国道191号線を北上する。信号も少なく、日本海を眺めながらの爽快なドライブルートだ。シュールな風貌の川棚温泉駅から右折し到着したのは「川棚温泉グランドホテル」。

_mg_5858こちらは創業がいつなのか定かではなく、はっきりと記録が残っているのは明治元年からだというほどの歴史を持つ老舗中の老舗。そんな歴史ある宿だが、その150年の間、随時進化を遂げ、その時々のニーズを取り入れて改装もしているので、意外に新鮮な気分にさせてくれるのだ。

_egg2510さて、今日はこちらに泊まることに。今宵のお部屋は “臥龍梅”。大浴場や貸し切り風呂を横目に段差のない回廊をすすみ、梅の花がちらほら咲きつつある“臥龍梅”ゾーンへ入場。客室内もバリアフリーで床暖房つき、そして温泉も。ここで夕食をとることもできるため大きめのダイニングテーブルが存在感を出している。

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ひとしきり、客室のチェックも終わり、大浴場「山頭火」へ向かうことにする。

いつものごとく、内湯の浴槽でかけ湯をし、露天風呂へと突き進む。幸運にも貸し切り状態。ゆっくりと奥の角地に腰を下ろす。ふ~っ。おもむろに顔を上げると、秋のような真っ青な空が広がっている。冷えた空気に頬をなでられ、優しげな温泉に包まれる。野鳥が木の枝を渡りながら口ずさんでいる鳴き声がなんとも耳に心地よい。モノトーンの浴場内の白壁には約100日間も滞在した種田山頭火が書いた300もの俳句のなかの一部がレイアウトされている。「涌いてあふれる中にねている」とは自身が終の住処を願ったほど気に入った川棚の自然を詠んだとか。

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そろそろ食事処へ向かおう。火照った体で味わう夕食は、下関の山海の豪華な幸が使われた、盛り付けも美麗な会席料理。和食の真髄であるダシや味付けが絶妙で、うまい。珠玉の夕食時間が過ぎ去るのを早く感じるのは致し方あるまい。

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しばし休憩後、極上の温泉に満たされた客室の半露天風呂を何度も堪能したのは言うまでもない。

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150年という歳月で培ったもの、そして時代に合わせて進化してきたもの、さらに、当時と変わらない自然美とのマッチング、今尚、盛業である老舗力を垣間見た一夜であった。

 

山口県下関市豊浦町川棚温泉 電話083(774)1111

http://www.kgh-otafuku.co.jp/

2016年2月16日 (火)

ここが私の竜宮城!

Img_7968 何度も言ってきたが、私は甲殻類大の好物だ。

中でもカニは別格、さらに竹崎カニの地位たるや崇拝しそうなほどである。

そんな竹崎カニが味わえるのが、佐賀県の太良竹崎温泉だ。そこは小さな港町。

そこに温泉旅館が点在していて、全ての旅館が生簀を持ち、鮮度抜群の魚介類を提供している。もちろん、竹崎カニとよばれるガザミが主役だ。

今回は海に面し、契約漁師さんが旅館の厨房に直接船を着けて、獲れたてのカニや魚介類を納品するという、料理自慢の宿「太良観光ホテル」を紹介しよう。

Img_6862 男性用の露天風呂は海に突き出ているため、

湯船につかるとまるで海の上に浮かんでいるかのような錯覚に陥らなくもない。

しかしながらいくら私が温泉好きとはいえ、太良に来る目的は竹崎カニにほかならない。

15000 ご覧あれ!これが漁師さんと直接契約している旅館の1泊2食1万5000円の夕食だ。

なんとまぁ、太っ腹だこと。

「こんなに食べれな~い」

と言う女子もあまりの美味しさにぺろりと平らげてしまうこと請け合いだ。

他と比較してもこちらの料理はハイコスパなのは見ての通り。

Img_7772 和室中心の客室構成だが、ロビーには可愛らしいカフェも。

Img_7754 景色よし、料理はとってもよし、しかも温泉という、

カニ好きの私にとっては、紛れもなくここは竜宮城である。

【太良観光ホテル】で検索を!

2016年1月 2日 (土)

心満たされるもてなし。

続、和多屋別荘の夜。

バーラウンジにて、芸術品の和菓子の振る舞いが(*^_^*)シャンパーニュ片手に心満たされる優雅な時間でした。

鎌倉から和菓子職人の御園井さんを招いてのイベントは、大人の心をわしづかみですね。
夕食は嬉野名物・温泉湯豆腐と佐賀牛やブランド豚のしゃぶしゃぶです。

来るたびに進化している空間は、美術館のようでした。

嬉野温泉・和多屋別荘

2015年12月10日 (木)

高台の大露天風呂は予約次第で、貸切か混浴!?

Img_5018地面から蒸気が噴出する風景が温泉地の温かみを増し、それよりも人情味豊かなエリアがここ熊本県は小国町・涌蓋山麓温泉郷。

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その中でも他の旅館が模範にする宿が「やすらぎの宿 まつや」。創業は江戸末期、以来180年もの間、ここ「はげの湯」で温泉旅館を継承してきた老舗中の老舗。とはいえ、旅館は平成10年に建て替え、まだ新しさの残る佇まいなのだ。

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全8室に8つのお風呂、予約状況によって利用法は変わるのだが、最上段の混浴露天風呂やサウナ付きの男女別内湯まで、すべてを貸し切りで利用できる日も多い。

Img_5573_2また、こちらの特徴の一つとして、何気なくいたるところに備品や小物が配されているのだが、それがまた可愛らしくて女性の心を射止めている。それに客の心をちょっと先回りした女将や中居さんのサービスがとっても心地よい。

そして、今や小国名物として定着した超人気メニュー「鶏の地獄蒸し」は、ぷるぷるで身離れがよく、ジューシーな旨みが凝縮された逸品で、なんとこちらがその元祖なのだ。

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いやはや、常連客が多いのも納得。泊まってその良さを実感できる宿なのだ。

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【はげの湯温泉 やすらぎの宿 まつや】

熊本県阿蘇郡小国町西里はげの湯3033の1 

電話0967(46)5675

http://www.e-matuya.com/

2015年11月13日 (金)

これが世界第2位の湧出量を誇る別府の底力。

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業界では名旅館として知られるが、意外にも肩肘張らずに訪問できる。

というのも館内の食事処のうち料亭以外の3つは、予約なしの飛び込み利用が可能。なかでも生簀を構える「食事処浜菊」には、隠れた!?サービスが存在する。

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それは2000円以上の飲食で、大露天風呂の入浴料1000円が無料になるという、ありがたい代物。ということで早速、2100円の「菊御膳」を注文する。近海であがる旬の魚介をはじめ、味も量も申し分なし。なるほど、これだけで2100円の価値はある。

食後はしばし日本庭園を眺め、寛ぎのひとときを。

Photo_4 入浴サービスの旨は、精算時に告げられる。フロントで押印してもらえば、レシートが入浴券へと早変わり。

Photo_2 そしていざ、本日の男湯「楠湯殿」へ。内湯・露天ともに数十人は入れそうな圧巻の広さ。しかもこの大きな湯船には、アルカリ性の天然温泉が掛け流されている。

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これが別府の底力だ。

露天ではかけ湯をした後、ゆっくりと湯船の中央に進み出る。腰を下ろせば、ここが別府のど真ん中であることを忘れてしまう程の開放感。至福の「ふ~っ」が何度も口をついて出る。お湯はトロリとしているが、湯上がりはサラリとした清涼感。旅の醍醐味である非日常を体験するにはうってつけの温泉だ。

 一流ホテルさながらの接客、別府の温泉力を活かした掛け流し温泉、そして手間を惜しまない料理。日帰りだけではもったいないと言われると…、残念ながら反論はできない。

【別府温泉 ホテル白菊】

大分県別府市上田の湯町16-36

TEL.0977-21-2111

FAX.0977-21-5633

http://www.shiragiku.jp/

2015年9月17日 (木)

「クッキングパパ」にも紹介された湯布院の料理宿。

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 温泉雑誌の編集長時代、1ヶ月に3000通読者の投稿ハガキ目を通していた。

「湯布院のやまだ屋さんの料理は絶品ですよ~」という内容を何度目にしたことか。

最近では、料理漫画のベストセラー「クッキングパパ」にも登場した「やまだ屋」を紹介しよう。

 こちらの食材は、地元愛に満ち満ちたオーナー兼料理長が、

湯布院を中心に大分県産にこだわって揃えている。

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野菜は近くの契約農家の朝摘み、魚は豊後水道であがった鮮度抜群のものばかり。

自身で吟味したそれら地産品が、有田焼の器に彩られて供される。

 今回のお目当てである地鶏鍋も、使われる地鶏は湯布院の生産者がその日の朝に〆たもの。生産者が直々に、しかも丸ごと届けてくれる。

見るからに新鮮な艶のある鶏肉を鍋に放り込み、待つこと約15分。

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グツグツと鍋が騒ぎ出すのと同時に、まずはスープを。くぅ~っ、これこれ、期待通りの味だ。鶏ガラやミリン、そしてシイタケや厚揚げなどから染み出たエキスが交じり合い、絶妙な味わいに仕上がっている。歯ごたえのあるモモ肉や濃厚な風味のキモ、プリプリした胸肉など、一羽丸ごと仕入れるためいろんな部位が楽しめるのも嬉しい。

こちらの料理は、会席料理の繊細さや鮮やかさだけでなく、しっかり食べさせてくれるボリュームも魅力。

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お泊まりの際のお昼は軽めに。ここの料理を残すのは…痛恨の極み!ですぞ。

【旅想 ゆふいん やまだ屋】

大分県由布市湯布院町川上2855の1 

電話番号0977(85)3185

http://www.yufuin-yamadaya.com/

地鶏鍋プラン 1泊2食2名1室のお一人様は19950円~

2015年9月 2日 (水)

九州が誇る絶景を温泉につかりながら堪能する。

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九州が世界に誇る大自然の久住高原真っ只中に佇む。

オートキャンプ場も併設する温泉施設は、360度、草原や山々に囲まれている。

冬までの夜空には、目を疑うような天の川が天空を彩り、

ロマンティックな気分に浸れること請け合いだ。

日帰りでも楽しめるプランは

国産黒毛和牛のロースとカルビ・鶏肉・ソーセージに野菜・キムチにご飯がついて、

3000円(税別)也。ボリュームも申し分なし。

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おすすめの宿泊プランは「お食事ワンランクグレードアップ!!

黒毛和牛溶岩焼付き会席プラン」(平日11,000円・休前日14000円の税別)。

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この値頃感も魅力の一つなのは、言わずもがな。

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【久住高原コテージ】

大分県竹田市久住町大字白丹7571の23    

電話0974(64)3111

http://www.kujukogen.com/

2015年8月12日 (水)

カニ食べ行こう~~♫ to 豊洋荘。

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西日本スポーツ新聞「花田伸二いい湯だな!」本日発売

夏休みは、イベント盛りだくさんだったので、久しぶりの掲載です。

「竹崎蟹が突然食べたくなった」という私的な欲求を満たすべく、

佐賀県太良町の「豊洋荘」を日帰りプランで取材してきました。

もちろん、プレゼントもありますよ!

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【太良竹崎温泉 豊洋荘】

佐賀県藤津郡太良町大浦丙1099の5    

電話0954(68)3545

http://www.nikani.com/

2015年7月30日 (木)

名湯・秘湯・一軒宿、九州屈指のにごり湯「赤川荘」。

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 秘湯、名湯、一軒宿、源泉かけ流し、にごり湯…。温泉好きなら反応せずにはいられない、これらのワード。もちろん私も反応する。

一つでも嬉しいのに、これらすべてを満たしてくれるのが、久住高原の赤川温泉「赤川荘」。

 もともとは国営の硫黄精錬所の宿舎だったが、半世紀ほど前に全面リニューアルを施し、「赤川荘」として開業した。国立公園内のため開発もままならず、電力は自家発電という秘境っぷりだ。敷地内に3本もの泉源を持ち、その総湧出量はなんと1分間に400L。これは400人が同時に浸かれるほど大きな浴槽を、源泉かけ流しで造ることが可能な量。しかもこれが自噴しているという、恐るべき温泉力である。

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 さて、蘊蓄はここまでにして、いざ入浴。浴場には、男女別に内風呂と露天風呂を完備。かけ流しの内風呂には、源泉そのままの冷泉の浴槽と、加温した温かい浴槽がある。これに交互に浸かる“温冷浴法”は血行を促進し、血液をサラサラにしてくれる。その後は、名瀑「雄飛の滝」を望む露天風呂へ。滔々と流れ落ちる滝の水は、きっと背後に控える硫黄山の伏流水なのだろう。伏流水が「雄飛の滝」を形成するまでに、一体どれだけの年月がかかるのか。その永い月日に思いを馳せながら入浴する、ぬる湯。残暑厳しき折、なんと心地よいことか。

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マイナスイオンが充満した森の中、全国屈指の名湯に身を委ねる幸福。現世で極楽気分を謳歌する私は、果たして天国に行けるのか?

少々、不安を覚えるほどのひとときであった。

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【赤川温泉 赤川荘】

大分県竹田市久住町久住4008-1 0974-76-0081

http://www.akagawaonsen.com/

■立ち寄り入浴料:500円